売店まで遠征
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眠れずに、睡眠薬をもらって眠ったのが1時半ごろ。
へんな夢ばかり見た。
キムタクのレーサーのドラマを観た夫が、突然自分もレーサーになりたいと言い出し、「うちの車を乗り潰してもいいから、レースに出る!!」というのを必死で止めていた。
・・・・・・多分、昨日お見舞いに来てくれたときに、もうすぐ車検だね、うちの車も、乗り潰すまで大事にしようね、という話をしたからだと思われる・・・・・・。
そんな夢にうなされていたせいか、朝の検温で38.3℃もあった。食欲が全然ない。
朝食後、お小水の管を外してもらえた。体に管が入っているのは気持ちのいいものではないし、歩きにくかったから、早く外してもらいたかった。
お昼も食欲がなく、お粥をほとんど残した。左側がガンガンするくらい頭が痛いので、頭痛薬をもらってお昼寝したら、15時くらいには元気になった。
朝もお昼もほとんど食べていないので、急にお腹がすいてきた…。
無性にお腹がすいてしょうがないので、1階の売店まで遠征してみることにした。
同時に手術を受けた人に比べて、睡眠薬やら頭痛薬やら、甘えて薬をもらっているわりには、人一倍歩ける私。他の人はまだ病室からお手洗いまで歩くのが精一杯と言っている中、売店まで行かれた。
久々に、下界に降りたと言うか、パジャマではない服を着た人がいっぱいいる所へ。
飲料とお菓子の誘惑に負けて、チョコレートを買った。
まだお粥食なのに、いいんだろうか…と迷ったけど、食べたいからいいか。
病棟に戻ったら、「たくさん歩いて、とても良いことです」と看護士さんに褒められた。
売店のビニール袋は、後ろ手に隠した(笑)。
ベッドに戻って、チョコレートを隠れて食べる。
・・・でも、絶食とお粥でデトックスしたせいか、あんまりおいしく感じなかった。
でも、手の届くところにチョコレートがあると安心。
夕食からは、お粥ではなく、白米ごはんになった。久々にしっかり噛めるのが嬉しくて完食したら、お腹が膨れたのか、傷がひっぱられて痛い!!・・・まだお腹いっぱい食べてはいけない。
暇なので、夫に頼んで、京都のガイド本を買ってきてもらった。楽しみにしていた『hanako west』の秋の京都特集号が発売されていた。やった♪
Tシャツも持ってきてもらった。10月の入院だからと、長袖のパジャマしか持ってきていなかったが、病室内は暑い。カーテンを閉め切っているから、汗をかくほど暑いので。
消灯前の回診で、お通じの回数を聞かれたが、まだ今日もあまり食べていないせいか、1回もなかったと言うと、腸の近くを手術しているため、お通じがないと、腸閉塞の危険があると言われて焦った。明日お通じがなかったら、危険なのでまた座薬を使いましょうとの事。私は普段からコーヒーを飲むと腸の具合がいいので、もうコーヒーを飲んでもいいか聞いてみた。刺激物なので、空腹時をさけて、食事時ならOKらしい。
翌朝さっそく、売店に行ってコーヒーを買おうと決めて、寝た。
夜中に目が覚めて、お手洗いに行った。ナースステーションの前の部屋で良かったなと思った。そうでなければ、暗い中歩いていかなければならないけど、ナースステーションは夜中電気が点いているので、安心して歩いて行かれた。